シアリス®は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットなどでの個人輸入によるシアリス®の安易な使用はお控えください。
シアリス®は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットなどでの個人輸入によるシアリス®の安易な使用はお控えください。
国内医療機関において偽造シアリスの服用による重篤な健康被害が発生したことが医学雑誌に報告されました(出雲博子ほか, 糖尿病 54(12) 906-909, 2011)。
2011年1月、国内医療機関の救急外来において、冷や汗やふらつきを主訴に受診した患者さんが、その後、意識レベルの低下などの重篤な低血糖症を発症しましたが、来院前夜、タイ人の友人からもらった『Cialis 50』※と書かれた偽造シアリスを服用していたことが判明しました。患者さんの血液を分析したところ、血液中から高濃度の血糖降下薬、グリベンクラミドが検出され、正規品には含まれていない血糖降下薬が偽造品中に大量に含まれていたために、重篤な低血糖症を発症したものと考えられます。
※シアリス®は2.5mg錠、5mg錠、10mg錠、20mg錠の4種類が世界各国で販売されています(2.5mg錠は国内未発売)。50mg錠は販売されていません。
日経CNBC特別番組 『危ない!偽造ED治療薬』が放映されました。
オーストラリア国内で偽造シアリスが見つかり、重篤な健康被害が報告されました。
2010年6月、オーストラリア国内において、ベトナムで購入した『Cialis 50』※と書かれた偽造シアリスの服用により、重篤な低血糖症が発生したことが報告されました(Med.J.Aust. 192, 716-7, 2010)。オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局(TGA)でその成分を調べたところ、偽造品1錠中に正規品には含まれていない血糖降下薬のグリベンクラミド152.8mg(日本での承認用量は1日最大10mg)とシルデナフィル(バイアグラ)0.5mgが含まれていたことが判明しました。
※シアリス®は2.5mg錠、5mg錠、10mg錠、20mg錠の4種類が世界各国で販売されています(2.5mg錠は国内未発売)。50mg錠は販売されていません。
シンガポール国内で偽造シアリスを含む違法な製品が見つかり、死亡例を含む健康被害が報告されました。
シンガポール厚生当局(The Health Sciences Authority)は、2008年2月以降、精力増強を謳う違法な製品を使用したことによると疑われる死亡例1例、昏睡例2例を含む89例の入院事例があったことを公式に発表しました。
また、違法な製品には、深刻な健康被害をもたらす可能性のある不明な成分が含まれている可能性があると強調しており、違法な製品を購入したり、使用したりしないようにと警告しています。
今回見つかった偽造シアリスには、正規品には含まれていないグリベンクラミド(血糖値を下げる成分)が45mg(日本での承認用量は1日最大10mg)含まれていたことがわかっています。
ニュージーランド国内で偽造シアリスが見つかったことを受け、ネットによる購入に注意が呼びかけられています。
ニュージーランド政府は、2008年4月28日付けで、ニュージーランドにおいても、シンガポールで発見されたものと類似した偽造シアリスが見つかったと発表しました。偽造品はおそらくインターネットを通じて購入されたものと考えられており、正規品で治療を受けるよう警告しています。正規品で治療を受けるには、医師の処方を受けて医師や薬局で購入することが重要であると呼びかけています。
シアリス®は医師の処方せんが必要な医薬品です。EDに関する相談・治療に関しては、医療機関を受診していただくようお願い致します。
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